葉山では犬を飼っている人が多いって本当?
答えはYesだと思います。
たしかに、町内を歩いているとワンちゃんを連れた方をよく見かけますし、
海岸にお散歩に行っても同様で、町内で犬の散歩に遭遇する率は高いです。
比較的庭の広いお宅が多いので、大型犬を散歩させていらっしゃる方も多く見かけます。
先日は秋田犬をお散歩させていらっしゃる方に遭遇しました。
大きさもそれ程ではなく、あどけなさが残る外見で、
まだ大人になっていない感じでしたが、モフモフでとてもかわいかったです。
秋田犬は最近人気のようですね。
平昌オリンピック フィギュアスケート女子金メダルのザギトワ選手に秋田犬が贈られたり、有名人に贈呈されることも多くなっているようですね。
たしかにかわいいですものね。
でもきっと秋田犬の魅力は、かわいい外見だけではないはず。
そんな秋田犬の魅力を探るべく、この記事では、秋田犬についてまとめました。
海外でも大人気の秋田犬
秋田犬は09年に米映画に登場して著名人へ贈呈も相次いでおり、
海外でも人気が高まっているようですね。
プーチン大統領にも2012年に秋田犬が贈呈されており、
ロシアでの秋田犬人気が高まったようです。
こちらは2011年の東日本大震災の被害に対するロシアからの支援へのお礼として
大変な愛犬家として知られるプーチン大統領に秋田県より贈られたもので
大統領の就任祝いの意も込められていたそうです。
そのお返しにロシアからは秋田県知事に猫のサイベリアンのミールくんが贈られれています。
ミールとはロシア語で平和を意味するそうです。
ゆめちゃんとミールくん、両国固有の動物が外交と平和の懸け橋になっているのは素敵ですね。
秋田犬の飼育数が一番多いのはイタリア?
「秋田犬」の飼育数は、日本で300頭ほど(2017年の犬種別犬籍登録頭数は287頭)ですが、
イタリアではなんと1000頭以上も飼われているそうです。
2009年に公開されたリチャード・ギア主演のアメリカ映画「HACHI 約束の犬」が大ヒットし、人気が高まったようです。
秋田犬の故郷の日本より、イタリアの方が飼育数が多いとはちょっと意外ですね。
秋田犬の忠実さと愛らしさが多くのイタリアの方々の心を捉えたようです。
映画が大人気となった後には、秋田犬保存会欧州支部も誕生しています。
日本でも「秋田犬」の「展覧会」が行われていますが、
イタリアでも「アキタカップ」と言われるコンテストも開かれているそうです。
近年では、イタリア国内だけでなくヨーロッパ中から200頭もの秋田犬が集まるほどの 大規模なものになっているようです。
忠犬ハチ公も秋田犬
渋谷の待ち合わせスポットとして有名な「忠犬ハチ公像」。
その忠犬ハチ公、実は「秋田犬(あきたいぬ)」なんです。
私も待ち合わせに何度もハチ公像を使ってきましたが、ハチ公が秋田犬だったことは
2009年に公開されたリチャード・ギア主演のアメリカ映画「HACHI 約束の犬」の公開後に知りました。
ハチ公像がモフモフで大きな秋田犬にはあまり見えないので、秋田犬だと知らない人が多いのかもしれません(笑)
ハチ公が渋谷駅前で、亡くなったご主人の帰りを約9年間も待ち続けたエピソードは多くの方がご存知だと思います。
渋谷の「ハチ公像」はそんな“ハチ”の「忠誠」に敬意を表して建てられたのです。
今回調べていて知ったのですが、現在の「ハチ公像」は実は2代目で、
初代「ハチ公像」はハチが生きているうちに建てられたのですが、
第二次大戦中の金属類回収令の試行により撤去されたのだそうです。
1948年(昭和23年)に「ハチ公像」が再建された際には、
国内だけではなく外国の愛犬家有志も参加したそうです。
ハチの忠誠心は国境を越えて人々の心を動かしたのですね。
上野にもハチ公が☆ハチ公のグッズも☆
ちなみにハチの剥製は上野の国立科学博物館にあります。
銅像の方が広く知られていますが、本物のハチの姿が見られるなんて貴重ですね。
ミュージアムショップでは、ハチ公の付箋、一筆箋、ぽち袋、クリアファイルなどの文具も販売されています。
また、ハチ公と上野博士の銅像は、文京区の東大農学部にあり、上野博士に飛びついているハチ公の姿を見ることができます。
東大農学部の正門を入ってすぐ右にある農学資料館には、上野英三郎博士の胸像、ハチ公の臓器も展示されています。
秋田犬ってどんな犬? 飼ってみたいけど・・・
秋田犬の性格
「秋田犬」は、忠犬ハチ公のエピソードに知られるように
飼い主に対する厚い忠誠心があり、よくいうことを聞きます。
家族を守ろうとしてくれますが、
見知らぬ人に対しては警戒心が強い傾向にあるので、
番犬としても高い能力があります。
感受性が高く、賢く、従順で、訓練性機能が高いです。
無駄吠えはほとんどしませんが、見知らぬ人や他の犬たちに対して、
時々威圧的、攻撃的な態度をとる事があるので、ペットとして飼うには「しつけ」が必要です。
秋田犬の特徴
主な毛色は「赤」「白」「虎」の3種類で、立派な二層の被毛で覆われ、
冬の寒さに強いのも特徴ですが、暑さには弱いようです。
平均体高は、オスが65~72cmくらい、メスは60~67cmくらいです。
平均体重はオスが45~60kgくらい、メスは32~45kgくらいです。
肉付きの良い、がっしりとした体型と長い足が特徴です。
過去に“闘犬”“狩猟犬”として活躍していたことから、高い身体能力を持ち、力も非常に強いです。
三角形の目と耳、クルリと巻いた太い巻き尾なども特徴的です。
秋田犬はどこで入手できる?
「秋田犬」は、ペットショップでの取り扱いがなかなかない犬種ですが、
ブリーダーさんから購入したり、様々な事情で手放さなくてはならなくなった方から譲り受ける「里親制度」もあります。
手放された犬が保険所に連れて行かれると殺処分となってしまいますので、
里親になって不幸な結末を防げたら、犬もしあわせですね。
動物愛護団体や、市町村の保健所の「里親制度」を利用する事も出来ますし、
インターネットなどで検索しても、里親制度を行っている団体を探すことができます。
ザギトワ選手に秋田犬を贈呈した「秋田犬」を保存している「秋田犬保存会」でも希望に近い子犬や家庭犬(里親制)を探すお手伝いをしてくれるそうです。
秋田犬の飼育、譲渡について豊富な経験と知識を持つ保存会を利用するのも一つの方法かもしれませんね。
秋田犬保存会について
東北北海道、関東、東海北陸、関西、中国四国、九州に総支部が置かれ、
その管下には50余の支部があり、海外には、米国・ロサンゼルス支部と台湾支部がある。
春秋2回の本部展・総支部展。各支部が年に1~2回開催している展覧会。
それ以外にも、観賞会や研究会を随時、開催している。
各支部では、ホームページ等で、里親を待つ秋田犬の写真を掲載したりしている。
最後に
飼い主への忠誠心と 大きく堂々とした美しい外見で古今東西を問わず、人々を魅了してきた秋田犬。
先日ザギトワ選手に贈呈されたことにより世界中で人気がさらに高まりそうですね。
ハチ公のように世界各地で、それぞれの飼い主と秋田犬の物語が綴られてゆくのでしょうね。