６月も後半に入り一年の折り返し地点ですね。
日本では古来から６月末と12月末に
「大祓」という行事が行われているのをご存知でしょうか？
「大祓」という行事が行われているのをご存知でしょうか？
この記事では、６月末に全国の神社で行われる「夏越の大祓」と
自宅でできる浄化についてまとめました。
自宅でできる浄化についてまとめました。
「大祓」とは？
大祓とは、知らず知らずのうちに犯したであろう自らの罪穢れと社会の罪穢れを祓い去り、
暑い季節を迎えるにあたり、明るく、楽しく、健康に過ごせるように祈念する神道行事です。
その起源は遠く神代にまで遡り、現在では毎年恒例として、
六月晦日と十二月大晦日に、全国の神社で行われています。
私も年二回、地元の神社の大祓に参加させていただいています。
６月末の夏越の大祓では「茅の輪(ちのわ)くぐり」が行われます。
年末だけでなく夏も大切
一般的に、年末は一年の間に溜まった汚れを清め、大掃除をしたり年末大祓にも参加されている方も多いと思いますが、
夏越の大祓も年末大祓同様に大切な行事です。
みなさんも毎日お風呂に入ったり、歯磨きをしたり、日々お掃除をしたりしたりして
身体や部屋の浄化をしていらっしゃると思いますが、毎日掃除していても、埃って本当に日々出てきますよね。
それと同じことが人間の心の中でも起こっているので、
気づかないうちにたまってしまった罪穢れを祓い、目に見えない部分の浄化も行い、
健やかな日々を過ごせるよう祈念するのが大祓なのです。
お掃除に例えて考えてみても、部屋の大掛かりな掃除は、
年末に一回よりも半年で行っておいた方がよいであろうことは想像できると思います。
6月から秋にかけては、たくさんの作物が育ってゆく時期ですので、
夏越の大祓で不運のタネや心の雑草は刈り取ってしあわせを大きく育て、
夏越の大祓で不運のタネや心の雑草は刈り取ってしあわせを大きく育て、
下半期も明るく、元気に健康で過ごしてゆくために
一年の折り返し地点での夏越の大祓も重要な行事なのです。
一年の折り返し地点での夏越の大祓も重要な行事なのです。
「茅の輪(ちのわ)くぐり」の由来と意味
６月になると各地の神社では「ちがや 」を束ねた「茅の輪」が参道に設置されていて
それをくぐることで、罪穢れを祓い無病息災を祈念します。
茅の輪をくぐるようになったのは 「蘇民将来」の伝承によるものだそうで
内容は何パターンかあるようなのですが
「その昔、素盞鳴尊が兄の蘇民将来からもらった茅の輪で疫病にかからず助かった」
というエピソードからのようです。
茅の輪も当初は伝説のとおり小さなものを腰に付けるというものでしたが、
しだいに大きくなって、江戸時代初期になり、
「大きな茅の輪をくぐって罪や災いと取り除く」という神事になったそうです。
茅の輪くぐりとは？
茅の輪とは、茅（ちがや）を束ねて大きな輪としたもの。
正月から六月までの半年間の罪穢（つみけがれ）を祓う夏越しの大祓に使用され、
それをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるといわれています。
通常、「茅の輪くぐり」は、夏越の祓（なごしのはらえ）で行われる行事です。
茅の輪は、その前後の日程もくぐれるようにしてくださっている神社もありますので、
お近くやお出かけ先で見かけられたら、ぜひくぐってみましょう。
形代による大祓
夏越の大祓には「茅の輪くぐり」と共に
「形代」という人の形に切った白紙の人形の身体に氏名を書いて息を吹きかけ、
身代わりとして水に流す という儀式も行われます。
「形代」という人の形に切った白紙の人形の身体に氏名を書いて息を吹きかけ、
身代わりとして水に流す という儀式も行われます。
自身の罪穢を人形に移し、それを海や川などに流し、
わが身の代わりに清めてもらうのです。
わが身の代わりに清めてもらうのです。
心と身体の雑草を刈り取り浄化することにより、しあわせを招きやすくし
上半期の無事を感謝し、下半期を気持ちを新たに、楽しく、健康で過ごせるように
上半期の無事を感謝し、下半期を気持ちを新たに、楽しく、健康で過ごせるように
お近くの神社や一宮で夏越の大祓に参加されてみるのもよいかもしれませんね。
自宅でも大祓
神社での大祓の儀に参加するだけでなく、自宅と自分自身の浄化も大切です。
以下の浄化をされてみるのも おススメです。
自宅の掃除、浄化
日頃お掃除をあまりしない人はもちろん、日々お掃除をちゃんとしている人でも、
普段なかなかできない部分のお掃除をしたり、
いつもよりも念入りに大掃除をして、自宅の浄化をし幸運を招きやすくしましょう。
酒風呂
高品質の日本酒をコップ一杯以上お風呂に入れて入浴し、心身を浄化する方法です。
お酒の量は多ければ多いほど浄化になります。
お酒は何でもよいわけではなく、品質のよいものを使用するというのがポイントです。
質の悪いお酒を使った場合逆効果になってしまいます。
また、お酒に弱い体質の方の場合は注意が必要です。
ろうそくの炎を見つめる
ろうそくに火をともし、炎を無心になって眺めます。
その時、光が眉間から入って来て炎と共に脳のモヤモヤが燃え尽きるイメージで行うと効果的です。
この時期は、ご自宅でもお掃除を徹底的にしたり、心身の浄化もいつもより念入りに行い、
さらなる幸せを招いて楽しい下半期を過ごしましょう。